センター卒業犬(現在名:だいず)からのお手紙
京都動物愛護センター(以後,「センター」と呼ぶ)では,府市一体となって犬猫の譲渡事業を推進しています。
今年,センターから譲渡された元野犬(現在名:だいず)の飼い主さんからお便りが届きましたので,御紹介します。
【飼い主さんからのお便り】
だいずを貰い受けてから早くも半年が経ちます。我が家にきた当初は新しい環境に怯えて固まっていましたが,現在は家族やおうちにある程度馴れて,安心した様子を見せてくれるようになりました。
野犬の生まれもっての性質と思いますが,知らない人や場所に対する恐怖・警戒心が強いため,お散歩などは到底できず,お外に出れる日は相当先になりそうです。
それでも,おうちの中では元気いっぱいで,家具をかじったり毛布をビリビリにしたりしてくれています(苦笑)。やんちゃ過ぎて困ってしまうこともありますが,楽しそうにしている様子を見ると,幸せな気持ちになり,家族一同勇気をもらっています。
センターの保護犬が一頭でも多く,幸せな飼い主さんのもとで暮らせることを願っています。
※お便りは以上になります。
だいずは生後1週齢で保護され,センター職員が授乳して育てた野犬の子犬になります。
現在もセンターには,だいずのように,もともと野犬として保護された犬が新しい飼い主との出会いを待っています。だいずの飼い主さんからのお便りにも記載されていましたが,京都市域で保護される野犬は新しい御家庭で暮らし始めた後も,知らない人や場所を極度に怖がってしまうため,飼い主さんに御負担をかけてしまうことがあり,なかなか新しい飼い主さんが見付からない状況が続いています。
保護犬や保護猫を飼うことを検討されている方は,お気軽にセンターまでお問合わせください。