センター卒業犬の飼い主さんからお手紙が届きました!
京都動物愛護センター(以後,「センター」と呼ぶ)では,府市一体となって犬猫の譲渡事業を推進しています。
この度,令和元年に京都動物愛護センターの保護犬「ちえ」の飼い主になってくださった方からお手紙が届きました!
ちえは,もとの飼い主さんが体調を崩されたことで飼えなくなってしまい,ご自身で新しい飼い主さんを探しましたが見つからなかったので,最終的にセンターに収容されました。
収容された当時のちえは,年齢が7歳で人懐っこい性格でした。しかし,全身に脱毛が見られ,皮膚の状態も悪かったため,センターで出来る限りの治療を行いながら,新しい飼い主さんを探しておりました。
なかなか良いご縁が無いなか,昨年秋にセンターにて開催した犬の譲渡会に,現在の飼い主さんがご来場してくださり,譲渡会に出ていたちえを見て気に入っていただけました。皮膚の病気の説明やセンターでの治療記録,性格などを入念にお話ししたところ,ちえの良い部分も悪い部分もすべて含めて,ご家族に迎え入れることを前向きに考えてくださったので,トライアルに進みました。その後,トライアル期間を経て,飼い主さんがちえと家族として暮らしていく決心をされたので,無事,正式譲渡となりました。
飼い主さんはちえのことを「一緒に暮らし始めた頃は凄く大人しい印象でしたが,現在は誰にでもフレンドリーで色んな主張をしてきてくれる。そこがすごく可愛い。」と話してくださいました。また,正式譲渡後,すぐに動物病院を受診され,皮膚の治療に根気強く取り組んでくださった結果,ちえの皮膚の状態や脱毛は改善し,現在は健康上の問題もなく,元気に暮らしているそうです。
(現在のちえの様子。皮膚の状態が改善し,大切にされている様子が伝わってきます)
ちえの飼い主さんは,以前も保護犬を飼われており,新しいご縁を探しにセンターの譲渡会に足を運んでくださいました。現在もセンターには,ちえのように,やむを得ない理由で保護され行き場を失った犬がたくさん収容されています。1頭でも多くの犬が幸せになれるよう尽力して参りますので,皆様の御協力のほど,どうぞよろしくお願いします。