センター卒業猫「ヴィスキー」の飼い主さんからお手紙が届きました
京都動物愛護センター(以後,「センター」と呼ぶ)では,府市一体となって犬猫の譲渡事業を推進しています。
昨年,京都動物愛護センターの保護猫「ヴィスキー(現在名:さくら)」の飼い主になってくださった方からお手紙が届きましたので,御紹介します!
ヴィスキーは令和元年5月に,自活不能(幼齢・負傷等の理由で自身の力だけで生きられない状態)を理由にセンターで保護された子猫です。センターで暮らし始めた当初,猫風邪の症状が見られましたが,治療の結果,猫風邪は改善し,新しい飼い主さんとの出会いを待っていました。
※センターで暮らしていた時のヴィスキーはコチラからご覧になっていただけます。
飼い主さんとヴィスキーの出会いは8月で,殺処分になってしまう猫を1頭でも減らしたい,という想いで御夫婦で来所されました。飼い主さんはヴィスキーと初めて会った時のことを「目つきが鋭く怖い顔をしていましたが,ケージに近付いた際に,肩に乗っかろうとしてきてくれて,私が選んだというより(ヴィスキーに)選ばれた感じでした。」とつづってくださりました。
新しいおうちで暮らし始めた当日から,ご飯をしっかり食べ,トイレも失敗することなく,順調だったそうです。性格はすこし臆病なところがあり,今でも知らない人には怖がりな一面があるようですが,飼い主さんに抱っこされることは嫌がらず,甘えん坊な一面を見せてくれているそうです。
譲渡後に困ったことをおたずねしたところ,年齢が若く落ち着きのないところがあり,ウールサッキング(異物を誤食したり,過度に舐めたりしてしまうこと)に頭を悩ませたことがあるそうです。しかし,「そういった手のかかる部分もありますが,この子がいるお陰で仕事から家に帰るのがすごく楽しみになりました。また,コロナ禍で在宅時間が長くなっていますが,気落ちせずに過ごせています。今ではかわいい娘のような存在です。」とつづってくださりました。
センターでは毎年春から秋にかけて,ヴィスキーのような子猫が数多く保護されます。これから猫を迎えようと考えている方は,「保護猫」という選択肢を御検討いただき,お気軽にセンターまでお問い合わせください。